とまこまい 医報
沖 一郎
(苫小牧市医師会 会長・沖医院)
沖 一郎
(苫小牧市医師会 会長・沖医院)
このたび苫小牧民報さまに苫小牧市医師会から定期的に市民の皆様に情報発信できる紙面をいただくことになり今後月2回「医学情報」と「医療情報」を掲載させていただきます。
「医学情報」は苫小牧市医師会員による専門的な医療に関するトピックスを、「医療情報」は様々な医療制度に関する事柄を市民の皆様にわかりやすくお届けするのを目的にしております。
苫小牧市医師会は昨年創立60周年を迎え 苫小牧市、白老町、安平町、鵡川町、厚真町の一市四町に257名の会員が医療機関に在籍しおります。
医師会の事業は各医療機関での医師の診療業務のほかに多岐にわたっています。
1) 地域医療活動
予防接種、特定健診、特定保健指導、母子保健、乳幼児保健活動など
2) 学校保健活動
学校健診を中心とした学校保健活動
3) 看護学校の設立運営
地域医療のための看護師、準看護師の養成
4) 救急医療、防災活動
空港、港湾、コンビナートの防災、自然災害に対する防災医療活動。
夜間、休日の救急医療体制の確保、
5) 産業医活動
安全快適健康的な職場環境と労働環境の整備のため。
6) 医療広報活動
7) 学術医療活動
医療制度の改悪に対する反対運動、市民の皆様への正確な情報の提供。
今回のとまこまい医報による情報提供は医師会の活動が市民生活と密接に繋がっていることを理解していただき市民のみなさまの健康の一助になることを目的にしております。
今後の事業として、苫小牧市のご理解ご協力、医師会員の協力で来年4月に新しい夜間休日急病センターの移転新築を計画しております。医師負担の適正化と永続的に救急医療体制を確保し地域住民に安全良質な医療を提供することを目的にしています。夜間急病センターを中心とする一次救急医療と苫小牧市立病院、王子総合病院を中心とする二次救急医療を市民の皆様にしっかりとご理解いただき、適正にご利用していただきたいと存じております。
今後とまこまい医報で発信するさまざまな情報を日常生活のためご利用してください。
2008年07月14日 苫小牧民報 掲載